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迫力 三面川のサケ

11月29日・30日に、新潟県朝日池~桝潟に鳥を見に行きました。
鳥と同じように、サケ漁も見たかったので、村上の三面川まで足を伸ばしました。
まずは「イヨボヤ会館(村上市内水面漁業資料館)」で基礎知識を仕入れます。
すると、この三面川は、江戸時代に「鮭の自然ふ化増殖に世界で初めて成功した地」であることが分かりました。
村上藩士の青砥武平治が、鮭の母川回帰の習性を発見し、鮭の産卵しやすい環境を整えた川(種川)を整備・保全することで、三面川の鮭を豊かにし、村上藩の財政を助け、村上の鮭文化の礎を築いたことが分かりました。

イヨボヤ会館で、鮭漁の行われる場所を教えてもらい、さっそく見に行きました。場所は、対岸の鮭ふ化場の前でした。そこから見た三面川。

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2009年11月30日 新潟県村上市

川幅いっぱいにウライと呼ばれるしきりが渡されています。ウライは一般にはヤナ(梁)と呼んでいるものです。川を上ってきたサケは、ウライに阻まれて手前の箱のような仕掛けに誘導されます。一網打尽状態になるわけです。左が川上で、サケは右側から上ってきます。

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ふ化場に続く水路を上ろうとするサケ。すごい迫力。しかし、この水路は魚道ではなく、上ることは不可能。それでも何度も何度も挑みかかっていた。ついつい引き込まれ、しばらく見入ってしまった。

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仕掛けに入ったサケ。

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1時15分頃準備が始まりました。1日2回揚げるようです。

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網の中で暴れています。すごい迫力。

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バケツリレーならぬたも網リレーで運ばれます。

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こん棒で脳天を打ち据え、♂♀区別して軽トラックに積み込みます。

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15分ほどの漁でした。

目の前で暴れ回るサケの脳天を打ち据える場面は、ちょっと複雑な気分になりました。健気に水路を遡ろうとしていたサケたちを見たばかりですから。でも食べるということは、サケに限らずそういうことなのです。肉、魚、卵・・・。野菜だって生き物には違いありません。人間も生き物である以上、食べないわけにはいきません。毎日毎日他のものの命を奪って生きているのです。食べられることに感謝。食べ物を生産してくれる人に感謝です。座りしままに食べている都会の生活者に見えない部分を思い出させてくれる1日でした。



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朝日池のハクガン

冬の水鳥で有名な新潟県の朝日池に行ってきました。
めあての一つ、ハクガンは、遠くに浮かんでいました。

しばらくすると、突然飛び立ちました。白と翼先の黒が美しい。動画でお見せできないのが残念。
池の上空を大きく旋回し、うれしいことに少し近くに着水しました。

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2009年11月29日 新潟県朝日池

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羽が灰色なのは、今年生まれた幼鳥でしょう。

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ハクガンは、初めて見ました。枯れた感じの紅葉の色と、ハクガンの白色のコントラストが印象的でした。
自然の中の白は美しいです。どうして、こんなに混じりけのない白い色が出せるのでしょう。
ハクガンを見るために遠くから来る人が多いのもうなずけます。



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朝日池の鳥 オオヒシクイ

朝日池は、オオヒシクイがたくさんやってくることでも有名です。
日本にやってくるヒシクイは、太平洋側に多いヒシクイと日本海側に多いオオヒシクイに分けられます。
違いは、オオヒシクイの方が体が大きい(私には見ただけでは大きさの違いは分かりません。横に並んでくれるといいのですが)、くちばしが長く額からの角度がなめらか(ハシブトガラスとハシボソガラスのように)などです。
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2009年11月29日 新潟県朝日池

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ヒシクイとは、菱喰い。その名の通り、菱の実を始めとする、草や果実、種子などを食べる鳥です。
夜間は安全な池で休み、夜明けとともにえさを探しに飛び立つという。
この朝日池は、基本的には塒(ねぐら)なのでしょう。えさ場でもあるのかな?



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朝日池のマガン

朝日池に多いのは、マガンです。
ガンという(種名の)鳥は実はいなくて、ガンは、いくつかの種をまとめた分類名です。マガンは、カモ目、カモ科の鳥です。
真雁
と漢字で書くと雰囲気が出ます。小学校の国語の教科書に出てきた、「大造じいさんとガン」の話は印象的でした。残雪というガンのリーダーに会ってみたいと思ったものです。また、朝焼けの中を群れをなして飛んでくる雁を見てみたいと思ったものでした。
マガン
2009年11月29日 新潟県 朝日池

マガン

マガンの群れ

ガンの群れ

果たして、残雪のようなリーダーはいるのか?たにしを食べるのか?家族構成は?何年くらい生きるのか?いろいろと知りたいことは尽きません。



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桝潟の白鳥

新潟県新発田市の桝潟白鳥を見に行きました。
この桝潟という池は、オオハクチョウ、コハクチョウが冬の間ねぐらにしている池のようです。五十公野公園の中にあり、すぐ近くで見ることができます。池の畔には、M荘という宿があります。今回はここに宿泊して、朝一番で白鳥を見ることにしました。白鳥がえさ場に向けて一斉に飛び立つところを見たかったのです。

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仲よく飛び立つオオハクチョウのペア

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コハクチョウの家族

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先頭はお父さんかお母さん。続く2匹は今年生まれた若鳥。ちょっと灰色。この後ろにもう一羽成鳥がいるのですが、写っていません (^_^;)。たいてい白鳥は4人(羽)家族で行動します。

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こちらは、オオハクチョウ。

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私は、オオハクチョウとコハクチョウを、くちばし基部の黄色い部分で見分けています。オオハクチョウのくちばしは、黄色い部分が大きく、くちばしの先の方へ鋭角にのびています。これは、オオハクチョウ。

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これは、コハクチョウ。黄色い部分がとがってなくて、丸い感じです

見慣れている人は、きっと雰囲気で区別できるのでしょうけれど、私は、くちばしをしっかりと見ないと区別できません。はやく、雰囲気で区別ができる域に達したいなと思います。鳥だけでなく、植物も、人間も、環境も・・・。自然体でいながらものごとの本質をつかむ感性をもちたいものです。

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桝潟の水鳥たち

桝潟は白鳥だけではありません。早朝は、水鳥たちがぎっしり。湖面を覆い尽くすほど。

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オナガガモ  2009年11月30日 新潟県 桝潟

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マガモ

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飛び立つ白鳥に踏まれそう

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白鳥にしてみれば、「どいて どいて!」 という感じか?
お構いなしに踏みつけていくのか?

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すごい迫力。重そう。踏まれたら痛そう。

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オナガガモ♂

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マガモ♂♀

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カルガモもいました。

カルガモは1年中いるカモです。
都内の公園でも子育てをする姿が見られます。
都心のビルの池の「カルガモの引っ越し」も有名ですね。
他のマガモ、オナガガモなどは、秋から冬に渡ってくる鳥です。春から夏の間、これらのカモたちは、シベリア方面で子育てをしているものと思います。


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冬の新潟の田は白鳥王国

朝日池から村上三面川にかけて、新潟県を北上。
田んぼに目をやると、至る所に白鳥が。
まさに、白鳥の国。白鳥王国です。
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田んぼでは、えさをとっています。

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田んぼに白鳥。空には、雁の群れ。雁は見えますか?画像クリックで大きくなります。雲の中にごま粒のような点々がそれです。

新潟→米どころ→水田→冬の水鳥のえさ場
人間が水田を作ることが白鳥たちにも役立っているのでしょう。
最近よく耳にする「里山」という言葉も、私は、「人が田や畑、林など、自然を適切に利用・管理することで、生き物にも住みやすい環境を保全している所、状態」だと考えています。また、「水田、畑、林などから恵みを得ることを生業としていくことで、自然環境を望ましい形に保ってきているのが里山」だと思います。人間の手が入らない原生林ももちろん大切で、きちんと保護しなくてはなりません。でもそれは、ごく一部の場所のこと。人間が住む周囲の自然に手を付けないわけにいきません。「人間が豊かに暮らすことで、自然も豊かになる。」そういうシステムが里山でしょう。持続可能な社会の実現の根本は、里山のような自然を適切に利用する技術、文化にあると考えます。



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桝潟の白鳥 のんびり

新潟県新発田市の桝潟でまったりしているオオハクチョウ
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2009年11月30日 新潟県新発田市 
とっても気持ちよさそう。



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鳴き交わす白鳥

新潟の田んぼの白鳥 つづき

2匹で鳴き交わしているコハクチョウ。
争っているのだか、仲よくしているのだか?


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江ノ島にウミスズメを

12月19日土曜日に江ノ島片瀬海岸ウミスズメを見に行きました。快晴で富士山がきれいに見えました。

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しかしウミスズメは現れず。残念。ウミスズメを待ちながら、他の鳥を見ました。
まずはイソヒヨドリ♀人になれている感じ。
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トビ。たくさん飛んでいた。
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カワウ。首を精一杯伸ばして飛んでいた。
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遠くにマガモの群れが飛んでいた。
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朝8時半から夕方3時まで、ゆったりと鳥を見ました。
他に、ミサゴ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、ハクセキレイ、カルガモ、スズメなどを見ました。
目的の鳥には会えませんでしたが、それもまたよしとしました。
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イルミネーション

東京丸の内のイルミネーションを見ました。
街路樹にあかりがついてきれいです。
上品な感じです。
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2009年12月26日午後7時 東京都丸の内
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実際の色は、こちらが近いです。
イルミネーションやライトアップには、批判の声もあります。例えば「エネルギーの無駄」「温暖化防止に逆行している」「樹木を傷める」「生き物のリズムを壊す」・・・などです。「自然に生きる」がテーマのこのブログですが、イルミネーションやライトアップは嫌いではありません。それは、人の心を揺さぶるからです。私は、この秋に香川県の栗林公園のライトアップを見てきました。暗闇に松や紅葉、建物が浮かび上がり、水面に映り、それはそれはすてきなひとときを過ごすことができました。
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2009年11月21日 香川県栗林公園(携帯電話のカメラで撮影)

昼間のような明るさのライトアップは嫌ですが、こういう上品なピンポイントのライトアップはよいのではないでしょうか。あかりには人の心を揺さぶるものがあります。いくらかの手間とエネルギーをかける価値はあると思います。以前行われていた「東京ミレナリオ」は、ちょっと違和感があったのですが、これくらいのイルミネーションはいいなと思いました。



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東京駅がペンギンに

東京駅丸の内側をイルミネーションに惹かれて歩いていると、東京駅がペンギンになっていることを発見しました。
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2009年12月26日午後7時
ペンギン好きもここまで来るとほとんど病気です。近頃いろいろなものがペンギンに見えます。
新カテゴリ:ペンギンを作りました。ペンギン好きの方期待してください!・・・??

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銚子のカモメ

Y社(野鳥観察専門の旅行会社)の日帰りバスツアーに参加してきました。
テーマは、カモメの基本を知ることです。
ここでのカモメの基本を知るとは、9種類の成鳥冬羽を見分け、識別ができるようになることです。
目的地は銚子漁港。たくさんのカモメが集まるカモメ観察のメッカです。私は今回初めて行きました。
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当日はお正月を前にして、漁船がたくさん入港。それにつられて?カモメもたくさんいるようです。
このたくさんのカモメの中から、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、ユリカモメ、カモメ、シロカモメ、ワシカモメ、カナダカモメ、ミツユビカモメの9種を探し出す・・・・!これは無理かも?
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右手、鳥見の人々(バーダー)。左手、カモメたち。2009年12月26日
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銚子のカモメ 2

カモメたちのたくさん集まっている様子を。
いったい何羽いるのでしょう?
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空にはカモメが群舞。堤防上にも勢揃い。すごい数!!

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足の踏み場もないほどの混みよう。

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さあ、識別に挑戦。一見すると「かもめはかもめ」。どれも同じようですが。続きは次回に。
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銚子のカモメ 3

では、カモメの識別に挑戦。
慣れてくると雰囲気だけで識別できるそうですが、私は、その域に達していません。部分にこだわって仲間分けしていきます。どこが同じで、どこが違うか?頭のトレーニングのようです。

手前の2羽を比べてみましょう。
違いを4つ見つけてください。
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どこが違うか?
1.大きさが違う。左の方が大きい。
2.くちばしの斑の色が違う。左:赤斑、右:黒と赤の斑(見にくかったらクリックして拡大してください)。
3.足の色が違う。左:ピンク(肉色とも言う) 右:黄色
4.背の色が違うような気がする。左がちょっと濃いような?
  頭の色が違う。左は白いが、右はちょっとグレーが入っている。

このうち、1と4は明確な区分はできません。はっきりした「ものさし」が無いからです。大きさは回りの環境や距離で錯覚を起こします。色は、光線の向きが変わるだけで違った色に見えるものです。慣れないと「大きい、小さい」「濃い、薄い」は判断できないものです。初心者でもはっきり分かるのは、2と3です。はっきりした「ものさし」があるからです。でも、慣れてくると、1と4が重要な基準になるのです。それは何度も見るうちに、頭の中に自分なりの「ものさし」ができあがるのだと思います。特に群れの中ですぐに識別するのに、大きさ、色の濃さは重要な判断基準になります。群れの中で、1羽1羽くちばしの斑を見ていくのは困難です。まず「これとこれの色が濃いぞ(薄いぞ)」「これは一回り大きいぞ」などと当たりを付けて、それから細部をじっくり見て識別する。そうすることで群れているカモメたちを「これは○カモメ」「あっちは△カモメ」というように識別していきます。
下の表は、講師のIさんの説明をもとに作成しました。明確なものさしのない「背の色」と「大きさ」で分類した表です。
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これだけでは、わけがわかりませんね。でも、慣れてくると無意識のうちに雰囲気で区別できるようになるのです。
次に細部を見ていきましょう。
まず、小型のカモメから。
くちばしと脚が赤かったら→ユリカモメ
脚が黒かったら→ミツユビカモメ
脚が黄色で黄色いくちばしに赤と黒の班があったら→ウミネコ
脚が黄色でくちばしも黄色(斑がない)→カモメ
と分けられます。

さて、上の写真の右側の鳥は何でしょう?

小型で、脚が黄色で、くちばしが黄色で赤と黒の斑がある。→ウミネコ ですね。

次に、大型カモメ。これは難しい。
脚はみなピンク(肉色)。
くちばしはみな黄色です。
わかりやすい「ものさし」が使えません。
続きは次回に。


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銚子のカモメ 4

カモメの話が続いています。かもめはかもめでいいじゃないか、なぜ識別にこだわるのか?と思う時もあるのですが、がんばってしまいます。それは、「見えないものが見えてくる」ことの快感といってもいいかもしれません。同じ風景を見ていても、見えているものは一人一人違います。より深く、多面的に物事を見られるようになりたいというのが、私の根本的な願いです。環境問題も、世間一般の出来事も、もちろん仕事のことも、より多面的により深くとらえることを目指しています。鳥の観察は、そんな抽象的な私の願いに、具体的な成果を見せてくれる「がんばり目標」になっているようです。名前がわかると、その特徴や習性もわかります。いつもの風景がちょっと違って見えて来るんですね。

さて、大型カモメの識別です。
これは、難しい。 なぜならば、「やさしいものさし」である、「脚の色」「くちばしの色」が使えないからです。
脚の色はみなピンク(肉色)、くちばしは黄色です。(T_T)
見慣れた人は雰囲気だけで識別します。頭の形、くちばしの形、顔つき、色合い、全体のバランスなどで、瞬時に見分けます。脚の色とかくちばしの色といった「ものさし」は意識しないでしょう。でも、見慣れていない私には、「ものさし」が必要なのです。ここでは、数を頼ります。この時期銚子漁港に多いカモメはセグロカモメとウミネコです。ということは、大型カモメはほとんどセグロカモメと考えます。そして、セグロカモメより背の色の濃いカモメを探します。すると、オオセグロカモメが見つかります。(^◇^)

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いましたオオセグロカモメ。周りのウミネコと比べても色が濃いのがわかります。細かく見ると、翼の先(初列風切羽)と背の色がほとんど変わりません。下の写真は、初列風切がはっきりと濃く見えます。
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これはセグロカモメです。
次に、シロカモメとワシカモメを探します。ぐっと数が少なくなるので見つけるのが大変。ともに、セグロカモメより背の色が淡いのです。色の淡いカモメを必死で ^_^; 探します。
背の色が淡く、白に近いのがシロカモメ。
ただし、本当に白いのは初列風切羽(翼の先)。全体は淡いグレーがかった色です。ただし、幼鳥は全体が白です。
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ということで、これは幼鳥。
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飛び立ったシロカモメ。この日見たシロカモメは2羽のみ。

ワシカモメは、その名の通りくちばしが大きい。目の位置がくちばしから離れて見えて間の抜けた顔をしている。
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ということで、これは、ワシカモメ。ただし成鳥ではありません。成鳥は・・・見つけられませんでした。(>_<)

最後にカナダカモメ
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セグロカモメと見分ける「ものさし」は、初列風切(P10)の裏の色が薄いこと。

以上、銚子で見たカモメたちでした。そのうちカナダカモメとワシカモメは自分では見つけられず、講師のI氏に見つけていただきました。ツアーに参加してよかった・・・。

実は、カモメは、成鳥(換羽しても姿が変わらない)になるまでに何年もかかります。それで、成鳥のほかに第一回冬羽(1w)、第二回冬羽(2w)、種類によっては第三回冬羽(3w)、第四回冬羽(4w)があるものもいます。それぞれ姿が違うわけで、慣れた人はこれを見分けます。
私の知らない世界です。私は、これらの鳥は、全部成鳥ではない若鳥とひとまずしています。
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これらのカモメの特徴、習性、分布などがわかると、また新しい世界が見えてきます。楽しみは尽きません。

<カモメの識別の参考書>
カモメ識別ハンドブック 氏原巨雄・氏原道昭著 2000年 文一総合出版
カモメ観察ノート 永井真人著 2006年 文一総合出版

このような専門書が出ているわけで、それは奥が深いものです。
私は、入口をちょっと入ったあたりで満足です。ほかに見たいものがあるし、深みにはまると仕事に差し障りが出そう。
ほどほどにしておきたいものです。

長文を最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
感謝します。

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皇居外苑の鳥

暮れも押し迫った12月30日に江の島と皇居外苑に鳥を見に行きました。もっとも江の島の方は「新江ノ島水族館」にペンギンを見に行ったのですが。^_^; 2009年のペンギンと野鳥の観察納めです。江ノ島はペンギンのカテゴリで改めて記録することにして、皇居外苑の記録を。
皇居外苑に着いたのは午後2時半。約2時間の鳥見でした。実は、私は皇居外苑でじっくりと鳥を見るのは初めてです。馬場先濠に着くと、まず目につくのは2羽のコブハクチョウ
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丁寧にトリートメントしていました。

ふと横を見ると、ユリカモメ。20羽くらいの群れで行動していました。
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ユリカモメの中に、1羽だけセグロカモメ
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初列風切の裏を見たくて、失礼して街灯に止まったところをお尻側から撮影。
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海にもよくいるオオバン。ずっと2羽で行動していた。番(つがい)なのでしょう。
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和田倉濠にはキンクロハジロが目立ちました。
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桔梗濠にもカモ類がたくさんいました。これはキンクロハジロ♂かな? なんか茶色っぽかった。嘴の先が黒くないし。君はだあれ?
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キンクロハジロ♀かな?
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これは、スズガモ♀かな?
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オカヨシガモの番がいました。
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桔梗濠の南側の石垣にカワセミがいました。
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2羽のカルガモに付いていくオカヨシガモ♀
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スズメの撮影は難しい。桜田門の前で。
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最後に日比谷濠でミコアイサ ♂が2羽でいた。もう暗くて、撮影は無理。
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このほかの鳥:ハクセキレイ、カワウ、カイツブリ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ドバトでした。

2009年の観察納め、ブログ納めです。
ブログを始めて「文章にすることで考えが明確になる」ことを改めて実感しました。
来年もがんばろうと思います。
ご覧頂いてありがとうございます。
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プロフィール

すーさん(ペンたろう)

Author:すーさん(ペンたろう)
鳥や樹木を中心に自然観察を楽しんでいる50代男性。
ゆったり、自然に生きたいです。

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